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友達作りと塾

塾を決める際に、友達が入っているから、ここに行きたいなどという風に子供が言い出した際には、特に注意をしておくことが必要だという風に言えるかもしれません。様々な、習い事の延長線上にあるような感覚で、なるべく友達と長い時間一緒にいたいからというふうなわけで宿を決めてしまうのは、とても危険であるということを覚えておくことが重要だという風に言えるかもしれません。子供同士の友達感覚に、引っ張られるような形で塾に入ってしまえば、その友達は強い意志を持って塾に入ったかもしれないが、自分自身の子供が流されるような形で塾に入っている可能性だって決して否定することはできません。このような場合には、友達が受験に成功したが、自分自身は失敗してしまったなどという風に一つの大きな失敗体験をしてしまうことにもなりかねないというふうに考えられるわけです。また友達と一緒に塾に入った人が友達が塾を辞めたからといって、つまらなくなってしまい一緒に辞めてしまったなどというようなケースもよく耳にしますし、きちんとした目的意識を持って通うということが、何よりも重要であり求められていることであるということは間違いなく言えるかもしれません。よくあるケースでは、友達同士で一気に教室へ応募しているため、一人の人が辞めると、一斉に多くの人が辞めてしまうというようなケースすらあるわけで、目的意識がそもそも希薄であったという風に言わざるを得ない状況が伺います。また、友達同士で塾に入った場合には、その友達と子供の間で学力レベルに差があった場合には、友情にもヒビが入る事態にもなりかねない、ということを覚えておくといいかもしれません。最近の塾は、教育制度を充実させるためにレベル別の授業を受けさせることが多く授業内容が大きく変わるくらいにクラス分けを行う場合もあるわけです。このような場合、結局一緒に授業を受けられないだけではなく、レベルでも差がついてしまったなどという風に考えて、友達同士の仲が険悪になるようなケースもあるというふうにも聞いたことがあり難しい問題を抱えているという風に言えるでしょう。

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塾に通わないという選択肢

一般的な、公立高校の一般的なカリキュラム教育を受けただけで難関大学へ合格することは非常に難しくなってきているという風に言えるかもしれません。それは、教育のレベルが大幅に上がっているだけではなく、専門性の高い人材が大学にとっても求められるようになってきており、その結果として、大学受験の問題も、非常に先鋭化されたマニアックな問題が出題されることが多くなってきたことは、数々のメディアなどでも批判の的となっている部分はあるかもしれません。一般的に言われているのは、首都圏よりも地方の公立高校の方が進学に力を入れているケースがあるということです。特に、北関東などでは私立高校よりも公立高校の進学校の方が進学実績が豊富なため、どのようにしたら大学に合格することができるのかという具体的なノウハウを持っている高校が多いという風にも聞いたことがあるような気がします。このような高校では、課題を豊富に出題するだけではなくどのようにして、生徒に興味を持ってもらうのかということにまで行き届いている教育を受けることができるため、結果として学習意欲の向上を望むことができるか、常に前向きに大学受験をとらえることができるわけです。しかし、首都圏などではこのような学費の安い公立高校などは多くはなく、残念なことに難しい状況になっているということは間違いのないことであるという風に言ってしまってもいいかもしれません。このような状況の中では、常に学習意欲を高めるために、塾に通うという選択肢が出てくるわけです。当然のことながら地方などであれば、塾も全くないような状況で学力を高めるために高校が力を入れるということが一般的であったわけですが、首都圏などの私立高校や公立高校などではもっぱら塾などで学力アップを図るという方向がとられていることは間違いなく言えるのではないかと考えられます。当然のことながら、地方では公立高校の教員が危機感を持って教育や受験に携わっているということは間違いなく言えるのではないでしょうか?

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保護者の情熱の功罪

保護者が子どもに中学受験させるのは、言うまでも無く、将来の子どもを案じてのことです。ですから、保護者が子どもを愛していることは疑いようがありません。しかしその愛が大きければ大きいほど、裏目に出てしまうこともあります。例えば、勉強を少しでもさぼってしまうと、合格できないと思い込んでしまい、高熱で苦しんでいる子どもを塾に通わせてしまう保護者が出現することもあります。当然子どもは受講することなどできませんから、塾の講師が異変に気付き、保護者と連絡を取ることになります。そこで講師から叱られ、初めて自分の行為の意味に気付くのですが、気付けばまだ良い方で、何故叱られているのか理解できない保護者も存在します。一番大切なのは受験ではなく、子どもであるということを、恐ろしいことに見失ってしまうのです。  そのような親が出現してしまうのは、受験のプレッシャーに他なりません。保護者はいい大人ですが、気付かない時は気付きません。受験という免罪符で子どもを虐げてしまうのです。親の不安は子どもが勉強している姿で解消されるので、机に向かっていない時間が少しでもあると、烈火のごとく怒ってしまうこともあります。子どもを愛するがあまり、子どもを傷つけてしまうわけですから、救われない話です。予防策としては、塾や家庭教師のアドバイスに真摯に耳を傾けると良いでしょう。子どもを応援しているのは保護者だけでなく、元は赤の他人であった講師や家庭教師も同様なのです。彼らの言うことを軽視せず、謙虚な姿勢で向き合うようにして下さい。

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個人塾の塾長

塾長との信頼関係は、正に塾とのコミュニケーションのあり方を決定付けます。信頼関係とは、塾長の人柄、理念、指導力が影響して生じるものです。保護者はそこまで見抜いた上で、塾を選択する必要があります。参考になる例を挙げましょう。ある家庭では、子どもの通う塾の方針、対応を問い質すべく、塾長を自宅に招きました。その際、塾長に一般的な礼節が欠けていることに気付き、転塾させることを決心したそうです。  ところで塾という存在は、どのような歴史の上に築き上げられているのでしょうか。現代の核家族を見てみると、教育に熱心である家庭では、子どもを塾に通わせるのが常識となっています。そこまで身近な存在となっている塾ですが、その起源を詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。当初の塾と現代のそれとでは、質が全く異なるものであったのは間違いありません。それほど昔に遡らなくても、祖父母の世代にあった塾と比較するだけでも、その変貌は明らかです。塾は時勢と大きく関係しており、今の塾のあり方は、現代社会を映し出しているのです。  実は学習塾に相当する機関は、日本に限っても平安時代から認めることが出来ます。広く普及したのは江戸時代だと言われていますが、今とは趣の異なるものでした。明治時代に入っても、現在の平和主義、民主主義に基づいた内容ではなく、富国強兵を繰り返し唱えるような授業内容でした。その意味では、戦後に塾の講義の中身は大きく変わったのです。戦後には、塾のブームのようなものが起こりました。1回目は、60年代に発生しました。60年代はいわゆる第一次ベビーブームの世代が生徒に当たる時期で、塾を利用しようとする家庭が急増したのです。とはいえ、今のような先進的なシステムに支えられた塾は少なく、あくまでも学校の授業の補習が眼目でした。

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個人塾に関する情報収集

大手の塾であれば、様々な情報が飛び交っており、塾から直接資料を取り寄せることも出来ますし、インターネット上で確認することも出来ます。ネット上では教育関係者がそれぞれの塾の特徴を解説しており、それを参考にして自分に合った塾を選ぶことが出来ます。それに対して個人塾は、客観的な評価が乏しく、ネット上の情報としては、HPの謳い文句くらいしかありません。口コミが載っていることもありますが、あまりに小規模な塾の場合、口コミさえ1件も見当たらないことが珍しくありません。最終的には、保護者自ら情報収集した上で、幾つかのポイントに関して分析する必要があります。
そのポイントとは、一つにはカリキュラムの充実度です。カリキュラムがいい加減な塾であれば、安易に入塾すべきではありません。一番信用できないのは、個人塾でありながら、カリキュラムの質の高さをアピールしているケースです。個人のレベルで大手を凌ぐカリキュラムを編成できるはずがないからです。現実的な方策としては、大手の教材を活用する事しかありません。その教材すら用意していないようであれば、受験には向いていない塾だと判断した方が良いでしょう。
二つには、合格実績の推移です。大手とは異なり、実績は毎年大きく変動するのが個人塾です。従って、実績の算出の仕方も含めて、その詳細を確認する必要があります。酷い例としては、優秀な数人が多数の学校を受験して実績に貢献していることがあります。最低でも数年分の実績をまとめて評価することをお勧めします。そうでもしなければ、その塾の真の実績を知ることはできません。大手塾との比較の仕方は簡単です。大手とは在籍人数が全く異なりますから、大手の人数分に当たる年数の情報を収集すれば良いのです。

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集団指導の魅力

個人指導の塾は、主に中堅クラスの生徒を対象にしています。ですから、難関校を目指すのであれば、やはり最初から大手を選択するのが無難でしょう。大手の指導体制は必然的に集団指導となりますが、集団指導にはメリットもデメリットもあります。メリットの一つは、ライバルの存在が発奮材料になることです。大手の塾ではレベル別にクラスが分かれていますが、それが子どもたちの競争心を刺激します。競争相手がいることによって、勉強の意欲が増幅するという効果があるのです。個人塾に的を絞った場合、こうした効果を期待することはできません。
既に個人塾を選択してしまったご家庭は、次のことをよく認識して下さい。自分にあった個人塾を選べば、成績は数か月で間違いなく上昇します。裏を返せば、数か月経っても成績アップが見込めない時、転塾を決意しなければなりません。転塾は別の個人塾を探すことに加えて、大手に変更するのも選択肢でしょう。その際、個人塾であれば前回の失敗を活かして、自分に合った講師が在籍する塾を選択することに気を付けましょう。アルバイト講師を雇っている個人塾には注意するのが鉄則です。
塾を飲食店に喩えるのは憚られますが、大手の塾はチェーン店、個人塾はマスターが一人で切り盛りしている飲食店だと考えれば、分かりやすいでしょう。チェーン店に入店すれば、見るべきポイントや、雰囲気から察知できることは決まっています。想像するのが容易なのです。それとは異なり、個人のお店であれば、一先ず料理を口にしなければ、判断の下しようがありません。個人塾もそれと同様で、とにかく受講してみなければ分からないという特徴があります。

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関西の塾の特徴

 関西では、最難関校や難関校の数が少ないため、塾の対策の立て方はほぼ確立しています。従って、大手の塾は少数精鋭の方針を貫いています。少数精鋭ということは、塾の費用は必然的に高くなります。特に最大手の塾の費用は非常に高いと言われています。もちろん費用が塾の選択の動機となる家庭もあるでしょうが、志望校や子どもの能力から判断する家庭も多いはずです。一体何を基準に選択すれば良いのでしょうか。

 大切なのは、自分の子どもに合った塾に出会うことです。ただ、3年生や4年生の時点で、子どもの真の学力が分かる親もいないでしょうし、志望校がどこになるのか見当のつかない家庭も多いでしょう。多くの保護者は過剰に期待して、最難関校に入れる夢を見ます。もちろん夢を見ること自体は悪いことではありません。その可能性は0ではないのですから、どの子どもにも狙う権利があります。その結果、最難関校の合格実績にどうしても目が向いてしまいます。しかし、現実は厳しいものだと認識して下さい。実績のある塾に通わせても、偏差値が簡単に上昇することはありません。ほとんどの子どもは成績が伸びず、苦しむことになります。受験勉強の特性は正にこの点にあります。資格試験、各種検定のための勉強であれば、努力が物を言います。しかし受験勉強は周囲の皆が行っていることですから、どんなに努力しても差を付けられないのが当然なのです。その点を認識できずに、塾に任せっきりにしてしまい、結果的に失敗する家庭が後を絶ちません。

 現実の厳しさをよく示しているデータがあります。大手の塾はレベル別にクラス分けしているのですが、最難関校対策コースの顔ぶれは、4年生から6年生までほとんど変わらないのだそうです。

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合格実績の曖昧さ

塾が示す合格実績は、読み取り方がよく分かりません。保護者として、騙されないようにすることが大切です。塾は合格者の1人が少しでも在籍したことがあれば、その合格を自らの実績として公開する傾向にあります。実は公益社団法人全国学習塾協会もその指摘を真摯に受け止め、独自のガイドラインを作成しており、その塾の卒業者か否かの基準を定めています。それによれば、「出身者」という定義は、一定期間継続して在籍したり、指導を受けたりすることを満たさなければなりません。但し、受験直前の集中講義等も、一定時間を超える場合は、在籍と見做すことが出来ます。裏を返せば、体験授業、無料講習、自習スペースの利用等は、その塾に在籍したとは認められないのです。

 合格者の水増しは決して珍しいものではなく、消費者庁も指導することがあります。ただ、大手の塾であれば、不正に手を染めることは考えにくいでしょう。もちろん1人の子どもが複数の塾を利用していることも考えられますから、塾の選択には慎重になりましょう。

 塾の話となると、どうしても首都圏に限った情報が話題となりますが、関西でも塾同士の競争は熾烈です。首都圏に比べれば中学の数自体が少ないため、最難関校はもちろんのこと、難関校、上位校の数も限られているのが特徴です。そのためか、塾の実績は、最難関校の合格者数が全てであると言える状況になっています。最難関校の合格者数は、大手の塾で100人近くに上っており、以下50人、30人と続いています。関西では最大手の2つの塾が圧倒的で、首都圏とは勢力図が全く異なっています。これらの塾の特徴は、少数精鋭であることです。トップレベルの子どもたちが狙っている学校は数校に限られますから、対策の立て方は確立しています。

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塾の得意分野

 塾の得意分野を考える上で参考になるのは、最難関校、難関校、上位校、中堅校といった区分です。つまりどのレベルの学校の入試対策に強いのかが、その塾の最大の特色と言えるのです。そしてこの得意分野に関するデータは合格実績を見れば分かるのですが、特定の年度に限らず、経年変化を見るようにしましょう。そうすると、それぞれの塾の規模や最近の成長、鈍化まで見て取れます。一般に、受験生の合格校数は2.5と言われていますから、実数しかデータが無い場合は、それを使って割合を算出することも出来ます。実数が高くても、割合が低いケースも考えられるので注意しましょう。

 首都圏の某塾は、最難関校の6割の出身校とされており、トップレベルの子どもはそうした塾を選択することになります。しかし今後はそのような単純な話で終わらない可能性があります。というのも、その「最難関校」という定義自体が揺らぎ始めているからです。実は首都圏に限れば、最近は御三家に加えて、有名大の付属校が人気を博しています。東大一強が少しずつ崩れ始めていることから、徐々に私大を見据えた動きが出始めているのです。

 ところで、塾がアピールする合格者数については、色々気を付けなければならない点があります。例えば某塾では「上位校」の合格者数を打ち出してアピールしているのですが、その数の大半を、1校の大量合格が占めているケースがあります。たとえ上位校であっても、ある年度の入学試験で競争率が極端に下がることもあり、一概には合格者数を信用することが出来ないのです。それ以外にも合格者数には色々な影響が及びます。よく見られるのは、併願の問題です。過去は併願できなかった学校が、突如入学試験日を変更したことで、受験できるようになるケースもあるのです。

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大手という選択

中学入試のデータは、私立、国立、公立の中高一貫校を中心に算出します。それによれば、ほとんどの合格者は、大手の塾の出身者となっています。もっと具体的に言えば、上から6つの塾のいずれかに通った経験があるのです。これは首都圏でも関西でも言えることですから、保護者として塾の選択に迷った時は、大手を選ぶのが無難と言えるでしょう。大手のファミレスに入って後悔することなどめったにないように、大手の塾に通えば、最低限の教育は施してくれるのです。管理は行き届いているし、指導方針も沢山準備してくれます。講師の質も軒並み高くなっています。

 日本ではこの「大手信仰」が根強いため、地域の優秀な子どもたちは皆大手に集まります。ですから中々循環は止まらず、数社の独り勝ちが続いています。保護者にとっても「安心」という選択動機は重要でしょうから、筆者もそれを否定するつもりはありません。但し、どの塾にも得意な分野が存在しますから、少なくともそれをリサーチしてから選択するようにして下さい。つまり、大手の中でもどの塾にするべきかについては、そのリサーチによるのです。

 リサーチの項目として筆頭に挙げられるのは、合格実績でしょう。合格実績としてよく見かけるのは、最難関校に関するデータです。しかしそれだけが選択基準になってしまってはいけません。よほど能力の高い子どもでない限り、それだけを理由として選択するのは危険です。何故なら、最難関校の対策に強い塾が、中堅校の対策も万全であるとは限らないからです。得意分野については少し突っ込んだリサーチが必要になります。それを惜しんでしまえば、塾の選択は失敗します。